実録!現場が崩壊してるブラック外食チェーンの酷すぎる裏側

どうやら以前働いていた某飲食チェーンの既存店売上が前年度を下回る見込みだそうです。今まで右肩上がりを続けてきただけに、一報を聞いたときは驚きました。

ただ、当時から教育が追いついておらず、それに起因するサービスの低下によってクレームは言葉通り”ほぼ毎日”発生していました。それでも週末は多くのお客様にご来店いただき、僕が辞めてからも売上は上がっていたようですが、やはり限界は目の前のようです。

オペレーションが崩壊していたからこその結果

”限界は目の前”なんて書いてしまいましたが、これは会社としての限界という意味です。現場(店舗)の限界はとっくに超えており、むしろ崩壊していました。「崩壊の定義とは何ぞや?」と思った方がいるかもしれません。これは、僕の中での定義になりますが、「お客様からオーダーを受けて30分経っても商品が提供できない状態のこと」を崩壊状態と定義しています。

手間のかかるメニューなら10分くらいは待つこともある。15分は遅いですが、混んでいれば仕方ない。20分なら遅すぎます。まだまだ我慢できるよという方もいるかもしれませんが、多くの方ならこんなふうに考えてしまうのではないでしょうか。

ただ、30分待っても提供できないのはどれだけ混んでいたとしても店が運営できる状態じゃないでしょう。席には限りがあり永遠にお客様が増え続けるわけはありません。にも関わらず、対応できていないのなら、明らかに従業員が足りていないのだから増やすべきです。人手不足で従業員を増やせないという場合もあるでしょう。でもそれなら案内を止めればよいだけの話。他に対応策があるにも関わらず、それすら出来ないのだとすれば、それはもう店として崩壊しているでしょう。限界は既に超えているのです。

こんな状態で運営を続け、お客様に迷惑をかけ続けていたのですから、リピーターが離れていくのは当然の結果です。

会社本位の経営が今の状態を招いた

好景気ということもあってか、ここ数年の出店にはかなりの勢いがありました。ですが御存知の通り、今は人手不足の時代。新店舗に集まるオープニングスタッフはごく僅かです。その穴を埋めるのは、既存店からのヘルプ要員。ただ、ヘルプ要員を出すということは出した店舗の人手がその分減るということです。簡単に言うならしわ寄せです。

一人ひとりの負担が増えることで既存店のスタッフがどんどん辞めていく…。その為、面接に来た人は適性など何も考えずに片っ端から採用し、新人ばかりが増えていく。あまりの激務っぷりに新人はどんどん辞めていく。終わらない教育。挙句の果てに、辞めなかったDQNは言うことを聞かない。それに苛立ち、残っていたベテランスタッフまでもが辞めていく…。

他にも、従業員割引がなかったり、交通費が支給されなかったり、希望休制度がありませんでした。この状態ではまず、従業員満足度は上がりません。

全てにおいて会社本位で経営していたからこそ、今の状態になってしまったのです。

経営を立て直すのは絶望的

経営は恐らく立て直せないでしょう。無理に近いです。

以前、西日本でトップ3に入ると言われるくらいのお偉いさんが店舗視察に来たことがありましたが、パート・アルバイトがいる前で社員を大声で怒鳴りつけていました。他にも、社員の胸ぐらを掴んで叱責していた店長がマネージャークラスに昇進しています。つまり、幹部の人間は叱責したり胸ぐらを掴むのが大好きな人間が多いんです。

下っ端社員はというと、オープンラスト(15時間労働)が日常茶飯事だったり、ヘルプばかり行かされたり…、と労働環境は劣悪。

こんな上司と会社についていこうと思う人は一体どれくらいいるのでしょうか。僕には分かりません。しかし、大勢いるならば年間100名以上もの正社員が退職したりはしないでしょう。

社員の士気を上げないと、アルバイトのマネジメントはうまくいきません。そのためにはまず、ブラック体質を改善しなければいけませんが…、幹部が叱責大好き野郎共では、絶望的ですね…。