勘違いしないで!体育の授業は嫌いだけど、体を動かすこと自体は嫌いじゃないよ!

朝日新聞デジタルにこんな記事がありました。

www.asahi.com

詳しいことは直接見ていただきたいんですが、要約すると、

スポーツ庁はスポーツが嫌いな中学生を現在の16.4%から5年かけて8%に半減させる目標を掲げたけど、「スポーツ嫌いってダメなことか!?」「強制しないで!」って意見も飛び交っているよ!

という内容の記事です。(記事の基となったスポーツ庁の「第2期スポーツ基本計画について」のPDFファイルはこちら。)

この記事を観た率直な意見ですが、スポーツ嫌いがダメとも思いませんし(ボク自身体育の授業が大嫌い)、嫌いなら嫌いのままでも良いと思うのですが、
スポーツ嫌いな人を減らしていくという目標を掲げることに対しても悪いことだとは思わないですし、むしろ体力の向上が目的なら良いことだと思いました。

でも、スポーツ嫌いにも色々あると思うんですよ。

体育の授業は嫌いだけど、体を動かすこと自体は嫌いじゃないよ

僕の場合、体育の授業は嫌いですが、体を動かすこと自体は嫌いじゃありません。「は?」という声が聞こえてきそうなのでちょっと詳しく書きます。。。

体育の授業って、どんな学校でも必ず球技をやりますよね。ボクの学校では野球をやったんですが、三振王と呼ばれていたボクに、なんとツーアウト満塁の場面で打順が回ってきまして、いつも通り打てるはずもなく、同じチームだったDQN共にあれこれ罵声を受ける羽目になりました。

こんなこともあったし、そもそも小学生の頃から集団行動で迷惑をかけて怒られ、罵声され、笑われっぱなしだったので、体育の授業は全く好きになれなかったのです…。

要するに体育の授業が嫌いってのは、周りから「失敗した時罵声を浴びる」「からかわれる」「申し訳なくなる」みたいに、体を動かすこと自体とは無関係なことで嫌いになっている人も一定数いるんじゃないのかな?と思うのです。事実ぼくがそうなので。

でも決して体を動かすことが嫌いなわけじゃありません。むしろ、体育の授業が好きなDQN共が唯一嫌いだった冬の長距離ランニングなんて、僕は逆に体育の授業で唯一好きでしたし、一対一で行う卓球も好きでしたね!

ボクが負けても相手は喜びますし、個人競技なのでチームに責められることもありません。余計な精神的負担がなければ、身体的負担が苦痛とは思いませんでした。

スポーツが「嫌い」か「好き」は抽象的

ボクは5年後、スポーツが嫌いな中学生は半減する可能性が高いと予想してます。理由は、東京オリンピック。テレビでオリンピックを観たり、試合中継を観てスポーツが好きになる中学生が増える可能性は十分にあります。

ただ、スポーツ庁は、学校体育をはじめ子供のスポーツ機会の充実による運動習慣の確立と体力の向上を目的(出典:第2期スポーツ基本計画について)として、現在の16.4%から8%に半減させる目標を掲げています。前提としてこの目的があるのなら、体を動かすのは嫌いだけど観戦するのは好きだから「スポーツ好き」という人が増えても、意味がありません。

目標が達成できたとしても、目的が達成されるわけではないのです。もちろん、この目的が無ければ観戦であろうとスポーツ自体に興味を持って好きになることは素晴らしいことだと思いますが。

ボクが問いたいのは、スポーツ庁は何を以ってスポーツを「好き」「やや好き」「嫌い」「やや嫌い」としているのかです。ボクみたいに、体育の授業は嫌いだけど体を動かすこと自体は嫌いじゃない。テレビでスポーツ中継を見るのは好き。という人は一体どの選択肢を選べばよいのしょう。

もっと具体的な質問をするべきだった

上述の通り、体育の授業が嫌いなことと体を動かすのが嫌いなことは別問題なんです。

体育の授業が嫌いな人は、集団行動に抵抗を感じている人が多いのではないかと予想していますが、もし、その通りであれば団体競技を推し進めても逆効果になる可能性は高いです。迷惑をかけて罵声されるのが嫌なんだから団体競技を増やしたところで益々嫌いになりますよ!
逆に個人競技を増やせば、精神的負担が無い分、体を動かすことが楽しいと感じる人は増えると思います。楽しいと感じれば、運動習慣の確立と体力の向上は目指せるかもしれませんね。

一方、体を動かすこと自体が嫌いな人は、長距離や短距離なんてただ疲れるだけで、体を動かすことがもっと嫌いになるんじゃないでしょうか。体育の授業なので体は動かさなければいけないのですが、みんなと一緒にゲーム感覚で楽しめる球技等を増やせば、徐々に体を動かすことへの抵抗を軽減できるかもしれません。

本質を明らかにすれば対応策も変わってくると思うので、スポーツ庁はもっと具体的に質問するべきでしたね。スポーツ嫌いの本質を明らかにしないまま変な政策を推し進めても、運動習慣の確立と体力の向上という目的は達成できないのですから。

もっとも、東京でオリンピックも開催されるし、スポーツに興味を持つ人は増えそうなので目標の数字は達成できそうですが、それを以って成功したと言われてもなんだか腑に落ちません。